近年生活水準の向上に伴い、「水洗トイレ」はもはや常識として定着しつつあり、生活のあらゆる面での利便性・快適性が求められています。
しかし、山間部や海岸部・自然公園内等に設置される公衆トイレ等では、水洗 化の要望が強いにもかかわらず実現していないケースが多く見られます。その理
由は、景観のよい山頂部や海岸部では上下水道の普及していない所が多く、特に 自然公園内で設置される施設は、環境保全に万全の配慮が要求されるためであ
ります。つまり、水洗用水の確保と発生汚水を処理する施設の建設が、地理的制約条件と費用の面から困難であったからと考えられます。
当社は、過去5年間において約70数箇所に再利用装置をご採用頂き、その間、諸研究機関等と連携、また、指導を仰ぎ、寒冷地向けとして改良・改善を重ね、循環式汚水再利用処理装置「エコ・マック」を開発致しました。今後設置されるべき施設は、排出された汚水を高度処理して、循環再利用する方向へ進むのではないでしょうか。汚水の流出による河川や湖沼・海域の汚濁を防止しながら、自然に優しい快適な水洗トイレ施設を提供することが当社の使命と考えております。 |